釣りを始めてみたいけれど、釣り初心者は何を買えばいいのか、どこへ行けば釣れるのか、何から手をつければいいのか分からず、なかなか一歩目が出ないままになっていませんか?
この記事では、釣り初心者が最初の1回で魚を釣るために決めておきたい「釣り方・釣り場・道具・ルール」の順番と、初日に気をつけたい安全とマナーを、釣具メーカーや国の公式情報をもとに解説します。
読み終えるころには、次の休みにどこで何を釣るかが決まり、釣具店で何を買えばいいか迷わずに、安心して初めての釣りに出かけられるようになります。
釣り初心者は「堤防のサビキ釣り」から始めるのがいちばん近道

釣り初心者が最初の1回で魚を釣りたいなら、足場の良い堤防や海釣り公園で、アジやイワシを狙うサビキ釣りから始めるのがいちばんの近道です。
サビキ釣りは、魚皮やビニールの付いた小さな擬似バリがたくさん並んだ仕掛けを、エサのアミエビと一緒に足元へ落とすだけの釣り方です。
遠くへ投げる技術がいらず、群れが回ってくれば一度に何匹も掛かるので、子どもや女性でも楽しみやすいのが特徴です。
ダイワの「初心者のための釣り入門」でも、堤防ではアジ・サバ・イワシ・メバル・カサゴなどがサビキ釣りで狙える魚として紹介されています。
道具は、竿とリールのセットに、サビキの仕掛け、エサのアミエビ、水くみバケツがあれば始められます。
まずは「堤防でサビキ釣り」と決めてしまえば、買う道具も行く場所もぐっと絞れて、迷う時間が減ります。
釣り初心者が最初に決める4つのこと

釣りは、決める順番を間違えると道具を買い直すことになります。
「どの竿がいいか」から考え始めるのではなく、次の順番で決めていくと、むだな出費をせずに済みます。

何を釣るか(釣り方を決める)
最初に決めるのは、狙う魚と釣り方です。
海ならサビキ釣りでアジ・イワシ、ちょい投げでキスやハゼ、テトラの隙間を狙う穴釣りでカサゴ、というように、魚と釣り方はほぼセットで決まります。
川や湖なら、管理釣り場のニジマスや、ワカサギ、ブラックバスなどが、初心者でも狙いやすい魚です。
どれにするか迷ったら、近くにある釣り場で釣れている魚に合わせるのがいちばん失敗しません。
どこで釣るか(釣り場を決める)
初心者の釣り場は、足場が平らで柵があり、トイレや駐車場がそろっている場所を選ぶと安心です。
海なら、自治体などが運営している海釣り施設・海釣り公園や、釣りが認められている漁港の堤防がその候補になります。
海釣り施設には、竿のレンタルやエサの販売、係員がいるところもあり、手ぶらに近い形で始められることもあります。
川や湖なら、料金を払って入る管理釣り場が、魚が放流されていてルールも分かりやすいので向いています。
いつ行くか(季節と時間帯)
魚がよく釣れるのは、一般に、日の出の前後(朝マズメ)と日の入りの前後(夕マズメ)の時間帯だといわれます。
初めての釣りは、明るくて気温も過ごしやすい、春から秋の朝か夕方を選ぶと、魚にも出会いやすく安全です。
出かける前の日と当日の朝には、天気予報と風・波の予報を必ず見て、風が強い日や波が高い日はやめておきましょう。
いくら使うか(予算を決める)
ダイワの案内では、近所の小さな川で、リールを使わず竿1本で釣るような簡単な釣りなら、1万円以内でひと通りの道具がそろうとされています。
内訳の目安は、5m前後の万能竿が5,000円くらい、ハリ・糸・オモリ・ウキなどの仕掛けと収納ケースが2,000〜3,000円ほど、エサ代が300〜500円くらいです。
一度道具をそろえてしまえば、その後は毎回、エサ代と仕掛け類で1,000〜1,500円くらいで遊べます。
海でリール竿を使う場合も、まずは竿とリールがセットになった入門セットを選べば、大きく予算をこえることはありません。
釣り初心者にそろえてほしい道具と服装

初めての釣りで必要な道具は、思っているより少なくて大丈夫です。
ただし、釣りの道具とは別に、安全のための装備と、釣った魚を持ち帰るための道具は最初から用意しておきましょう。

釣るための道具
海のサビキ釣りやちょい投げなら、竿とスピニングリールのセット、仕掛け、エサ、オモリ、はさみがあれば釣りはできます。
スピニングリールは軽い仕掛けを投げやすく、リールの中では初心者がいちばん扱いやすい種類です。
仕掛けは、釣具店で「サビキ」「ちょい投げ」など釣り方の名前が付いた市販品を買えば、糸の結び方を覚えていなくても始められます。
竿は、長さが2〜3m前後の扱いやすいものを選ぶと、堤防の足元からちょい投げまで1本でこなせます。
安全と快適さのための装備
堤防や磯での釣りでは、落ちたときに体を浮かせてくれるライフジャケットを、釣りの道具より先に用意してください。
国土交通省は、平成30年2月から、すべての小型船舶の乗船者にライフジャケットの着用を義務にしています。
陸からの釣りには法律上の着用義務はありませんが、海に落ちる危険は同じなので、堤防でも着けておくのが安心です。
そのほか、日差しよけの帽子、滑りにくい靴、タオル、飲み物も持っていきましょう。
釣った魚を持ち帰るための道具
釣った魚を食べるなら、保冷剤や氷を入れたクーラーボックスが必要です。
魚をさわるのが不安なら、魚をはさんでつかめるフィッシュグリップと、ハリを外すためのプライヤーがあると、けがを防げます。
海水をくむバケツは、手を洗ったり、釣った魚を一時的に入れたりと、何かと出番が多い道具です。
初めての釣りの1日の流れ

当日の流れをあらかじめ知っておくと、釣り場であわてずに済みます。
出かける前にすること
- 前の日に、行く釣り場が釣りをしてよい場所か、営業時間や料金はどうかを公式の案内で確かめます。
- 天気予報と風・波の予報を見て、行けるかどうかを決めます。
- エサは、釣具店で当日の朝に買うか、釣り場で売っていればそこで買います。
- クーラーボックスに氷や保冷剤を入れ、飲み物も用意します。
釣り場に着いてから
釣り場に着いたら、まず立入禁止や釣り禁止の看板がないかを確かめ、まわりの人とじゅうぶん間をあけて場所を決めます。
竿を伸ばすときは穂先から真っ直ぐ引き出し、仕掛けを投げる前には、後ろや横に人がいないかを必ず振り返って確かめます。
なかなか釣れないときは、エサが残っているか、仕掛けの深さ(タナ)が合っているかを見直し、ハリやエサを少し小さくしてみるのも手です。
帰る前にすること
ゴミや使い終わったエサ、切れた糸は、すべて持ち帰ります。
まいたエサで汚れた足元は、バケツの水で流してきれいにしてから帰りましょう。
竿やリールは、家に帰ったら真水で軽く洗って乾かしておくと長持ちします。
釣り初心者が知っておきたいルール・マナーと安全

釣りは、ルールとマナーを守る人が多いからこそ、釣りができる場所が残っています。
知らなかったでは済まないこともあるので、出かける前に一度目を通しておいてください。

釣り禁止の場所には入らない
漁港や堤防の中には、事故やトラブルが続いたことで、釣りや立ち入りが禁止されている場所があります。
看板やロープがある場所には入らず、駐車も決められた場所にとめましょう。
川や湖では遊漁券が必要なことがある
漁業協同組合が漁業権を持っている川や湖では、遊漁券を買い、漁協が決めた遊漁規則を守って釣る必要があります。
都道府県の決まりや漁協の規則で、釣ってよい期間や場所、魚の大きさ、釣り方が決められていることもあります。
川や湖へ行くときは、その場所を管理している漁協や都道府県の案内で、決まりを確かめてから出かけましょう。
知らない魚はさわらない
海では、毒のあるトゲを持つ魚や、鋭い歯を持つ魚が釣れることもあります。
ダイワの案内でも、名前の分からない魚は安全と確かめられるまでさわらないこと、フグは毒があるので持ち帰らないことがすすめられています。
ハリが指に刺さったときは無理に引き抜かず、キズが大きいときは必ず病院で診てもらってください。
よくある質問

釣り初心者は何から始めればいいですか?
海が近いなら、足場の良い堤防や海釣り公園でのサビキ釣りから始めるのがおすすめです。
仕掛けを足元に落とすだけで、アジやイワシの群れが来れば初心者でも数が釣れます。
釣り初心者に必要な道具の予算はどれくらいですか?
竿1本で釣る簡単な川の釣りなら、ダイワの案内では1万円以内でひと通りそろうとされています。
海でリール竿を使う場合も、入門セットを選べば大きく予算をこえることはありません。
一人でも釣りはできますか?
できます。
ただ、最初は人の多い海釣り施設や管理釣り場を選び、家族にどこへ行くかを伝えてから出かけると安心です。
釣りに行くのは何時がいいですか?
魚が釣れやすいのは、日の出前後と日の入り前後の時間帯だといわれます。
初めてなら、暗い時間を避け、明るくなってからの朝か、暗くなる前の夕方に行くのが安全です。
釣り初心者の服装はどうすればいいですか?
動きやすく汚れてもいい服に、帽子と滑りにくい靴を合わせます。
堤防や磯では、その上からライフジャケットを着けておきましょう。
エサはどこで買えますか?
エサは釣具店で買えるほか、海釣り施設の売店で売っていることもあります。
市販のエサは1パック500円くらいで、半日ほど遊べる量が目安です。
まとめ:釣り初心者は「釣り方→釣り場→道具」の順に決めれば迷わない

釣り初心者が最初の1回で魚を釣るには、狙う魚と釣り方を先に決めて、それに合う釣り場と道具を選ぶのが近道です。
| 迷っていること | 答え |
|---|---|
| 最初の釣り方 | 堤防・海釣り公園のサビキ釣り |
| 釣り場の選び方 | 足場が良く柵・トイレのある場所 |
| 道具の予算 | 簡単な釣りなら1万円以内が目安 |
| 行く時間 | 明るい朝か夕方。風と波の予報を確認 |
| 安全 | ライフジャケットを着ける |
| 川・湖のルール | 漁協の遊漁券と規則を確かめる |
完ぺきに準備してから行こうとすると、いつまでも出かけられません。
まずは近くの堤防か海釣り公園を1つ決めて、サビキ釣りの仕掛けを1つ買い、次の休みの朝に出かけてみてください。